【任意売却事例】幼女の叫び・新築購入後、生活が一変したご家庭のケース

ご相談者はご家族4人で生活されていたご夫婦。
旦那様は契約社員で安定した収入とは言えませんでしたが、
「今の家賃と同じくらいの返済額でマイホームが持てる」という言葉に
背中を押され、新築住宅を購入されました。
しかし、住宅ローンは月々の返済額だけでは済みません。
固定資産税や火災保険、修繕・管理費、家具・家電の買い替え、
そして部屋数が増えることによる光熱費の上昇。
生活費は想定以上にかさみ、もともとギリギリの家計は次第に追い詰められていきました。
当初はご主人も一生懸命働いておられましたが、契約更新がされず退職。
生活を支えるため奥様は夜間のお仕事に就くようになり、次第にご家庭内にすれ違いが生じました。
やがて、ご主人はお酒に依存し始め、奥様は帰らない日が増え,
幼い子どもたちだけが家に取り残されるようになってしまいました。
このお話の中で、最も心に残ったのは、
まだ4歳の女の子が「食べるものがなかったから」と、
隣の家の庭にできたプチトマトと大葉をむしゃむしゃと口にしていたというエピソードです。
隣家の方は事情を察し、黙って見守っていたとのこと。
そして後日、女の子がその話を「ムシが葉っぱを食べてたの」と表現していたのを聞き、
胸が締めつけられるような思いをしたそうです。
その後、奥様は別の男性と暮らすために家を出ていき、荒れた家庭環境は更に悪化。
ついに隣人が児童相談所に連絡し、子どもたちは無事に施設へと保護されました。
ご主人はその後も生活を立て直すことができず、税金やローンの滞納が重なり、ついには競売寸前に。
弊社にご相談いただいた時には、任意売却での対応が最も現実的な選択肢となっていました。

【不動産会社として感じたこと】
このようなご相談は決して他人事ではありません。
「家は買って終わり」ではなく、維持し、守り、暮らし続けるための継続的な計画が必要です。
住宅ローンを組む前に、収支バランスや将来的なリスク、家族のサポート体制などをきちんと見直すことの重要性を、改めて感じさせられる事例でした。
任意売却は「失敗」ではなく、「再出発のための一歩」です。
困ったときは、どうかひとりで悩まず、早めにご相談ください。


